人的資源管理

組織の多様性が増すと、、、

多様性、大切ですよね。 「人はそれぞれ、容姿や価値観などが異なる」ということを受け入れていくことは、自分も他人も「自由」に生きていくうえで重要です。 そして、多様性は職場にも生じてきています。 出典:Gerd AltmannによるPixabayからの画像 「職場…

上司だったり部下だったり

自分自身の人事異動を振り返って、面白かったと思うのは、担当→係長→課長補佐→課長というように直線的に役職が上がっていくのではなくて、支店ー支社ー本社を異動する中で、一度上司として管理職を経験しても、また部下に戻ったりした点です。 例えば、自分…

人的資源の特徴

今回取り上げるのは、「経験から学ぶ人的資源管理」(著:上林憲雄、厨子直之、森田雅也/有斐閣ブックス)です。 非常に分かりやすい教科書、おすすめです! Lincoln Memorial, Oct. 22, 2017 1.この教科書の特徴 初めて人的資源管理を学ぶ人でも分かるよ…

読書メモ② 「新しい経営学」三谷宏治 リーダーシップ

今回は、三谷宏治先生の「新しい経営学」の第2回目です。 前回は、「ケイパビリティ」の中の「組織」を取り上げましたが、今回は「ヒト」、特に「リーダーシップ」を取り上げます。 ↓関連する過去のブログ 読書メモ 「新しい経営学」三谷宏治 『リソースより…

部下の方々に教えてもらったこと

今回は、部下の方々に教えてもらったことを振り返ってみました。 自分が、マネジメント、そして人や組織に興味を持ったきっかけは、自分より知識も経験も豊富な部下を持ったことから始まりました。 愛鷹山麓から富士山を望む Mar. 2017 1.管理職(マネージ…

人を支援する3つの型

ダイエットをしようとするとき、ジムのトレーナーの指導を受けますか、医者に相談しますか、それとも自分で頑張りますか? 今回は、エドガー・シャインが提唱した、人を支援する3つの型について紹介します。(出典は、中村和彦先生の「マンガでやさしくわか…

日本の組織の課題

今回も、中村和彦先生の「入門 組織開発」から、日本の組織の課題を取り上げます。 中村先生は、本書の中で日本の組織の課題として以下の4つを指摘しています。 ①活き活きとできない社員 ②利益偏重主義 ③個業化する仕事の仕方 ④多様性の増大 今回は自分の経…

組織の6つの要素

今年最初のブログは、やはり「組織」の話から。 組織がうまく機能するには、6つの要素をうまくマネジメントしてやる必要があります。 1.ハードな要素 まず、組織には「ハードな側面」と「ソフトな側面」があります。 「ハードな側面」とは、形があるものや…

読書メモ 自分への思いやり Harvard Business Review

もし友人が落ち込んでいたら、話を聞いたり、寄り添ったり、励ましたりしますよね。 それを自分自身に対してやることで、「また頑張ろう!」というやる気を引き出すのが「セルフ・コンパッション(self-compassion)」です。 明石海峡大橋より 2019.6 今回は…

高いパフォーマンスを発揮してもらうためにすべきこと

今回は、「従業員に高いパフォーマンスをはっきしてもらうためにすべきこと」( High-Performance Work Practices [HPWP])を紹介します。 大学での研究により、従業員の能力及び生産性を高めるための、人事部門における取組や特徴が明らかになっており、…

グローバル企業の挑戦:文化とは自民族中心主義である

アメリカにいたころ、アメリカ人は日本人に比べておおざっぱだなぁと感じたり、自己主張が強いなぁと感じることが多々ありました。文化の違う国で生活するのは、段々慣れくるとその違いが楽しくなってきましたが、最初はやはりストレスがたまりました。 さて…

強みを知ろう(ストレングスファインダー)

自分は、仕事はチームでやるものなので、各メンバーの強みを生かしていった方が、チームとして成果も上がるし、仕事も楽しいと思っています。 強みを伸ばす - うめさんブログ 今回は、自分の強みを知るためのツール「ストレングスファインダー」の紹介です。…

最近の働き方改革を見ていて思うこと

組織行動論や人的資源管理を学んだ視点から、最近の働き方改革を見ていて思うことをまとめてみました。 なかなか文章がまとめられず、でも考えをまとめるためには、一度文章にしてみなければ、と書いてみました。皆様のお知恵(ご意見)を拝借できればとても…

21世紀に成功する企業とは

人的資源管理(第6回)です。 20世紀から21世紀になり、世の中は大きく変わってきていますが、その最たる要因はインターネットだと言われています。インターネットにより、一層のグローバル化が進み、またビジネスのスピードも上がっています。 では、どのよ…

人事部門と現場管理職の関係

『現場管理職の役割は極めて大きい』 人的資源管理(第5回)です。 人事部門は、他部署に比べて圧倒的に人員が少なく、また人事異動(配置:Staffing)以外の保持(Retention)、開発(Development)、調整(Adjustment)、対応(Managing Change)[人事の…

データと研究成果に基づく人事を

人的資源管理(第4回)です。 人事部門の人は、社員のことを隅々までよく知っていて、また人事制度の細かな運用について詳しく、その人事担当者の「人脈と知識」に基づいて人事を行っているというイメージがあるかもしれません。 が、これからの人事は、「デ…

人事制度と会社の戦略 事例:サイボウズ株式会社

『すべての人事制度は、会社の目的・戦略に合致していなければならない』 事例:サイボウズ株式会社 人的資源管理(第3回)です。 前回とりあげた『人事制度は、会社の目的・戦略に合致していなければならない』について、サイボウズ株式会社の取り組みを紹…

人事制度と会社の戦略

『すべての人事制度は、会社の目的・戦略に合致していなければならない』 人的資源管理(第2回)です。 当たり前のように思えて、すべての人事制度を会社の目的や戦略と合致させるのは非常に難しいです。 まず会社の目的や戦略を明確にする必要があります。…

人事の仕事

『人事部門の仕事は、異動先を決めることだけではない。』 人的資源管理(第1回)です。 「人事」と聞くと、すぐに人事異動という言葉が頭に浮かんできます。 誰が部長になるのか、同期が昇進するのか、自分は希望の部署に行けるのか、転勤しなければならな…