『コミュニケーションのためのツールの選び方』
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コミュニケーションを円滑に進めるためには、自分たちに
図は、Media richness theoryに基づき、状況に応じたツールを示したもの
(図の読み方)
横軸は状況を表しており、左に行くほど定型的かつ明確な
縦軸はmedia richness(どれだけの情報を運べるか)を表して
このmedia richnessは、以下の4項目の充実度合いを表して
- どれだけ多様な手がかりを伝達できるか(例:言葉だ
けでなく表情も) - どれだけタイムリーにやりとりできるか
- どれだけ相手に合わせたメッセージを送れるか
- どれだけ複雑な表現を用いることができるか
(図の解説)
図を見ると、あいまいな状況になるほど、対面でのコミュ
図の左上は、オーバーロードの状態で、簡単な状況にもか
図の右下は、簡略化しすぎた状態で、複雑な状況にもかか
(理論の限界)
ただし、この理論では、最近の情報伝達ツールの発達によ
(コミュニケーションマネジメント)
ここで重要なのは、 繰り返しになるが、『自分たちに合ったツールを選ぶこと
そのための一つのやり方として、プロジェクトマネジメン
- コミュニケーションをとるべき人は誰か。その人の関
心事項や好みは?(例:スポンサーである銀行は、投資回収にかかわる 数字に敏感。うちの部長はメールが嫌い。) - 1で列挙したそれぞれの人に、どのツールで、何を、
どの程度の詳しさと頻度で、どういった様式で伝えるか。 - イレギュラーなことが起きたら、どういう報告手順を
踏むか。 - ツールを使いこなすためのトレーニングメニュー
などなど。
こういったプラン(もしくは合意)がないばっかりに、自
丁寧さを重んじ
また、つい最近ネット上で、「うちの新入社員がLINE
こういったプランを細かに作り始めるときりがないので、
参考文献:
McShane, Steven Lattimore (2015). Organizational Behavior: Emerging Knowledge, Global Reality, 7th edition.
A Guide to the Project Management Body of Knowledge (PMBOK Guide). (2017). Newtown Square, PA: Project Management Institute.