今回は、全く野球経験はないのに少年野球のコーチをやっている友人から、以前聞いた話を紹介します。
人材育成の観点からもたくさんの示唆を含んでいます
以下、友人談。
自分がコーチになってからやったこと。
- 怒られると思って萎縮していたのを解放してあげるだけで、子供たちは激変。「お前はやれる」「失敗してもいい」と声がけ。
- 失敗したときは、「何にチャレンジしようとして失敗したのか」を確認するだけで、怒らない。「もっと前でボールを取ろうとしたんだよな?」
- 前の世代と比較して「この世代はダメだ」ということを子供の前で言うのを周りの大人にやめさせた。
- 「キャプテン」には練習メニューを相談するなど、子供であってもリーダーとしてちゃんと扱う。
- 不調の子をあえて「打撃リーダー」に任命して、周りの子の面倒をみさせた。
- なかなか出場機会のなかった6年生も試合に出したら、周りからの声がけが自然と出て、チームワークが高まった。(試合に出ていた子は自分だけが試合に出ていることに遠慮を感じていた。)
- 基本基本と言われすぎて、自分の頭で考えられなくなっていたのを、「何でそうしてるの?」と聞いて考えさせるようにした。
- 子供は調子に乗って試合を楽しんでるぐらいの時が最もパフォーマンスがいい。
とにかく一人一人をよく観ること、可能性を信じて話しかけること、子どもたちの自尊心を大切にすること、そして上に挙げたことに至る前に山ほどそれぞれの子供に合わせて工夫していて、その工夫し続けることこそ大切だなぁと思いました。
参考:
画像 pixabayより