読書メモ

チームで取り組む問題解決

ここ数か月は、そして今も、世界中の人が、コロナ対応で日々様々な問題を解決すべく奮闘されているのではと思います。 そこで、以前も紹介した、名著「問題解決」(著:高田貴久、岩澤智之)から、問題解決を学ぶ意義を振り返ってみました。 そして、チーム…

新人研修の役割

新人研修の季節ですね。自分も受けてますが(^^; コロナウイルスの対応で新人を一か所に集めることができなくなり、新人研修をどうしたらよいか人事担当者の方も頭を悩ましていることと思います。 そこで、今一度、新人研修の目的をおさらいしてみました。 今…

問題解決の手順

今回紹介するのは、「問題解決」(著:高田貴久、岩澤智之)という名著です。 この本、自分は仕事を始めたばかりの20年前に読んでおきたかったです。 そして、一緒に仕事をする仲間全員がこの「問題解決」の基本的な手法を共通言語として使えるようになった…

人を支援する3つの型

ダイエットをしようとするとき、ジムのトレーナーの指導を受けますか、医者に相談しますか、それとも自分で頑張りますか? 今回は、エドガー・シャインが提唱した、人を支援する3つの型について紹介します。(出典は、中村和彦先生の「マンガでやさしくわか…

読書メモ① 「新しい経営学」三谷宏治 『リソースよりもオペレーションが先』

今回取り上げる「新しい経営学」、大学院で経営学を学ぶ前に読んでおきたかったです。 MBAを取るぞ、ファイナンスを勉強するぞ、という前に、この本で、経営学で学ぶ各科目間のつながりを理解し、ビジネスの全体像をつかめるようにしておくと良いかと思いま…

読書メモ 「思考・論理・分析」波頭亮

「論理思考」や「クリティカルシンキング」はビジネスの基本スキルだと言われています。自分も入社したころ、この手の本を読み、その後10数年ほど仕事で使ったりしていたつもりでした。 しかし、この本をオンライン勉強会でつながった講師の方や仲間の方々と…

会議でしか生まれないもの

働き方改革の中でやり玉に挙げられる会議。 確かに、長いのになんだかよく分からないまま終わってしまう会議とか、逆に、説明も一方的で、質問もなぜか出席者同士ではなく、事務局の間での予定調和な質問のやり取りをし、シャンシャンと終ってしまう会議とか…

体系的に本を選んでみた

新年は何かを学び始めるのにぴったりということで、今年は以下の9冊の本から読み進めることにしました。 実は年末に以前から読みたいなぁと思っていた本をピックアップしたら20冊ほどになってしまったので、どうやって優先順位を付けようか悩みました。 そこ…

読書メモ 自分への思いやり Harvard Business Review

もし友人が落ち込んでいたら、話を聞いたり、寄り添ったり、励ましたりしますよね。 それを自分自身に対してやることで、「また頑張ろう!」というやる気を引き出すのが「セルフ・コンパッション(self-compassion)」です。 明石海峡大橋より 2019.6 今回は…

読書メモ 「ファシリテーションの教科書」(第2回)

「ファシリテーションは準備が命(つづき)」 ファシリテーションの2回目。今回は、会議で「原因分析」をする時に役立つやり方の紹介です。 前回は、会議の前に準備しておくべき「仕込み(=到達点に向け、議論すべき論点を押さえ、あるべき議論の姿を設計す…

読書メモ 「ファシリテーションの教科書」(第1回)

「ファシリテーションは準備が命」 今回紹介する本は、「ファシリテーションの教科書」(著:グロービス 執筆:吉田素文 出版:東洋経済新報社)です。 とても学びが多かったので、今回から複数回にわたって、この本を紹介します。 本書は、「ファシリテーシ…

読書メモ 「残業学」 中原淳+パーソル総合研究所

今回紹介する図書は、中原先生とパーソル総合研究所さんが、2万人ものデータを集めて残業の実態を分析した、その名も「残業学」です。 書籍のタイトルに「学」という文字が用いられているだけあって、データに基づく学術的な分析がされており、そういった点…

読書メモ 「創造的な組織は逆説に満ちている」

今回は、Harvard Business Review 2019年7月号から、ハーバード・ビジネススクールのピサノ教授が書かれた「創造的な組織は逆説に満ちている」を紹介します。 「世界を席巻しているGoogleやAmazonなど、革新的な組織はいったいどうやって優れた新たなサービ…

読書メモ 部下育成の教科書 著)リクルートマネジメントソリューションズ

今回の本は、リクルートマネジメントソリューションズさんの「部下育成の教科書」です。 リクルートマネジメントさんは『人材育成や組織開発』を行っている会社で、年間2千社・約15万人に人材育成のトレーニングを行っています(本が発行された2012年時点)…

読書メモ 「ざっくり分かるファイナンス」石野雄一

今回の本は、石野雄一さんの「ざっくり分かるファイナンス」です。 1.ファイナンスのイメージ 自分は行政機関で働いているので、ファイナンスなんて無縁だと思っていました。大学で経営学を学んでいるときも、いまいち身が入らず、かつ実体験がなかったの…

読書メモ 「学びを結果に変えるアウトプット大全」樺沢紫苑

今回の本は「学びを結果に変えるアウトプット大全」樺沢紫苑著です。 「もっとインプットしなきゃ」と焦っていましたが、ではそのインプットはどこへアウトプットされたのか? この本にはアウトプットを簡単にする方法がたくさん載っていました。もうすでに…

読書メモ 「やる気はどこから来るのか」奈須正裕

要点: やる気が出ないのには合理的な理由がある。起こった出来事をどう認識するかによって次の行動が変わる。 筆者紹介: 奈須先生は立教大学にて教育心理学を教えていらっしゃいます。 感想: 「やらなきゃいけないとわかっちゃいるけどとりかかれない」に…

読書メモ 「働く大人のための学びの教科書」中原淳

「読書メモ」始めました。 今年最初の1冊は、中原淳先生の「働く大人のための学びの教科書」です。 要点: 大人が効率よく学ぶためには「背伸び」が必要であり、そのための有効な一つの方法は「タフな仕事から」学ぶこと。 筆者紹介: 中原先生は東京大学に…