2019-01-01から1年間の記事一覧

Training & Development その1 人材育成とは

今週から「人材育成」(Employee Training & Development)の授業で習ったことを復習していきます。 まずは、概論として、「人材育成とは何か?」についてです。 1.人材育成(Employee Training & Development)とは どのような組織であれ、常にその業績を…

プロジェクトレコード(プロレコ)

『プロジェクトレコード(通称:プロレコ)』 「人は経験から学ぶのではなく、経験を振り返ることから学ぶ」というのは、世界中の教育に大きな影響を与えたジョン・デューイの言葉です。 人は経験から学ぶのではない - うめさんブログ そして、プロジェクト…

3行日記

先日、ジョン・デューイが提唱した「人は経験から学ぶのではなく、経験を振り返ることから学ぶ」ということを紹介しました。人は経験から学ぶのではない - うめさんブログ この「振り返り」のためのツールとして、ここ1か月ほど自分で試してみた「3行日記」…

人は経験から学ぶのではない

『人は経験から学ぶのではない』 ジョン・デューイは1900年前後に活躍したアメリカが生んだ偉大な哲学者で、「プラグマティズム」を代表する思想家ですが、その功績は、哲学のみにならず、教育学に大きな影響をもたらした人物です。(参考文献01より引用) …

自分とあんまり合わない人

自分とあんまり合わない人。 1.時間価値が0円の人 少しでも価値が生まれるなら、どんなに時間がかかってもOKと思っている人。言い換えると、成果に対する時間が際限なく大きすぎる、つまり、時間価値がゼロな人。例えば、お金がかからない(お金を払わなく…

30年後を考えるのは誰か

このGW、2年ぶりに伊豆半島を訪れました。何度来ても楽しかったです。 多くの仲間とともに自分も携わらせていただいた事業は、色々なご苦労があったかと思いますが、それでも着実に進捗し、新たな道路などが完成していました。周辺の施設も工夫が加えられて…

コーチングって何?

コーチングを習い始めました。 まずは、「コーチングって何?」について書いてみました。 1.コーチングって何? コーチングって何?って思いますよね。 定義をお話しする前に、こんな経験ありませんか。 「悩んでいたのだけど、友達に話を聴いてもらってい…

読書メモ 部下育成の教科書 著)リクルートマネジメントソリューションズ

今回の本は、リクルートマネジメントソリューションズさんの「部下育成の教科書」です。 リクルートマネジメントさんは『人材育成や組織開発』を行っている会社で、年間2千社・約15万人に人材育成のトレーニングを行っています(本が発行された2012年時点)…

読書メモ 「ざっくり分かるファイナンス」石野雄一

今回の本は、石野雄一さんの「ざっくり分かるファイナンス」です。 1.ファイナンスのイメージ 自分は行政機関で働いているので、ファイナンスなんて無縁だと思っていました。大学で経営学を学んでいるときも、いまいち身が入らず、かつ実体験がなかったの…

Knowledge Management (知識の共有)

今自分がいる会社は、自分も含めなんとほとんどが他の会社からの出向者です。平均2年で元の会社に戻ってしまうので、「チームや会社として知識や経験を蓄積し、今行っている事業において、過去の失敗を回避したり、またよりよい成果を生み出したり、さらに新…

病院でお世話になった方々

退院しました。ほんとにいい病院でした。まだまだリハビリが続きますが、長年の懸案だった膝に対して、手術含め、休職中にやれることは全てやれたことになるので、良かったです。 さて、今回もいろいろな方に多々お世話になりました。ありがとうございました…

少しだけ車椅子と松葉杖を使ってみて

仕事に復帰する前に、ここ1年ほど悩まされてきた膝(半月板損傷)を手術(半月板の縫合)しました。人生初入院・手術でしたが、おかげさまで手術も無事終わり、リハビリをしています。そして、こんな感じで進化しています(^^; 手術後、点滴付き寝たきり →点…

読書メモ 「学びを結果に変えるアウトプット大全」樺沢紫苑

今回の本は「学びを結果に変えるアウトプット大全」樺沢紫苑著です。 「もっとインプットしなきゃ」と焦っていましたが、ではそのインプットはどこへアウトプットされたのか? この本にはアウトプットを簡単にする方法がたくさん載っていました。もうすでに…

主夫を2年やってみて

主夫を2年やってみました。 約20年働き、仕事は充実していましたが、その一方で慣れてきてしまっていたこともあり、今一度じっくり学ぶ機会が欲しかったのと、何より人生が豊かになるのではと思い、妻の海外赴任を機に、会社から休職の許可を頂き家族四人で…

Project Quality Management(品質管理)

今回はProject Quality Management(品質管理)です。 PMBOK(プロジェクトマネジメントのガイドライン)には、品質管理について、どう計画を立て、実行し、そしてコントロールするかについて、一般的な流れや手法が書かれています。しかし、業界によって品…

オンボーディングプログラムと業務の引継

人事異動の時期ですね。今回は「オンボーディングプログラムと業務の引継」についてです。 新入社員や転職してきた社員が早く会社に馴染み仕事で成果を出せるようにする研修のことを「オンボーディングプログラム(onboarding program)」と言います。『新人…

黒衣(くろこ)

静岡新聞(第12回) (静岡新聞 2017年3月23日掲載) 深夜、幻想的な光を放つ、風船のような形をした照明が道路上に一つ。その真下に、しゃがみ込み、黙々と作業をするいくつかの影。道路の段差を直す土木作業員だ。その姿は、照明のせいで真っ黒な人影にし…

最近の働き方改革を見ていて思うこと

組織行動論や人的資源管理を学んだ視点から、最近の働き方改革を見ていて思うことをまとめてみました。 なかなか文章がまとめられず、でも考えをまとめるためには、一度文章にしてみなければ、と書いてみました。皆様のお知恵(ご意見)を拝借できればとても…

Project Cost Management (コスト管理)

巨額な投資である公共事業に限らず、すべてのプロジェクトにおいて、コスト管理は必須です。コストは先行投資であり、収入はプロジェクトの完成後に生じるため、必要な利益が上がるようコストをコントロールしなければなりません。 公共事業について言えば、…

Project Schedule(Time) Management スケジュール管理

プロジェクトマネジメント(第5回)です。 今回はプロジェクトのスケジュール管理です。 新人の頃、「仕事は間に合わなければ0点だ」と教えられました。これは例えば、どんなに立派な資料を作ったとしてもそれが締め切りに間に合わなければ意味がない。だか…

Project Scope Management(プロジェクトの目的の明確化)

プロジェクトマネジメント(第4回)です。 自分の経験上、プロジェクトが迷走することがありました。どんどんプロジェクトの目的が増えてきてしまったり、たいして重要でない目的に多大な労力をかけてしまったり、いつまでたってもプロジェクトが終わらなか…

動的平衡

静岡新聞(第11回)です。 (静岡新聞 2017年3月16日掲載) 天城の山々には、春、夏、秋、冬と、四季ごとに訪れている。太郎杉やブナの原生林、八丁池などを巡り、狩野川の源流で淹れたコーヒーを飲む。いつ訪れても変わらぬ素晴らしさを見せてくれる天城だ…

読書メモ 「やる気はどこから来るのか」奈須正裕

要点: やる気が出ないのには合理的な理由がある。起こった出来事をどう認識するかによって次の行動が変わる。 筆者紹介: 奈須先生は立教大学にて教育心理学を教えていらっしゃいます。 感想: 「やらなきゃいけないとわかっちゃいるけどとりかかれない」に…

読書メモ 「働く大人のための学びの教科書」中原淳

「読書メモ」始めました。 今年最初の1冊は、中原淳先生の「働く大人のための学びの教科書」です。 要点: 大人が効率よく学ぶためには「背伸び」が必要であり、そのための有効な一つの方法は「タフな仕事から」学ぶこと。 筆者紹介: 中原先生は東京大学に…

卒業

年末に無事大学を卒業しMBAを取得しました。 自分が通った大学は名門校というわけではないですが、自分の英語レベルに見合い、家から15分と子育てにも便利で、そして基礎的なことを丁寧に教えてくれた、とても面倒見の良い大学でした。 MBAは確かに実践的な…

転勤で得た力

静岡新聞コラム(第10回)です。 (静岡新聞 2017年3月9日掲載) 公務員にもいろいろあるが、大きく国家公務員と地方公務員に、地方公務員はさらに都道府県職員と市町村職員に分けられる。県庁の職員は、自分の県のことに精通し、県のことを最優先に考える必…

21世紀に成功する企業とは

人的資源管理(第6回)です。 20世紀から21世紀になり、世の中は大きく変わってきていますが、その最たる要因はインターネットだと言われています。インターネットにより、一層のグローバル化が進み、またビジネスのスピードも上がっています。 では、どのよ…

Project Stakeholder Management(関係者調整)

プロジェクトマネジメント(第3回)です。 プロジェクトを成功させるためには、stakeholder(関係者)の合意をとり、さらに協力してもらうことが必要です。この「Project Stekeholder Management(関係者調整)」は、このブログが参照しているプロジェクトマ…

人事部門と現場管理職の関係

『現場管理職の役割は極めて大きい』 人的資源管理(第5回)です。 人事部門は、他部署に比べて圧倒的に人員が少なく、また人事異動(配置:Staffing)以外の保持(Retention)、開発(Development)、調整(Adjustment)、対応(Managing Change)[人事の…

プロジェクトチャーター

プロジェクトマネジメント(第2回)です。 プロジェクトを始めるにあたり、まずは「Project Charter(プロジェクトチャーター)」を作り、合意を得ることが必要です。日本語では「プロジェクト憲章」というそうですが、自分としては「プロジェクト骨子」の方…